氣のキホン~初級編②~
みなさん、こんにちわ◎
春分を過ぎて宇宙も体もリセット完了!
「吉原氣療院」院長の吉原です。
さあ、今回は前回に続き「氣」の基本を学びます。
私達のからだに流れる生命のエネルギーを学び、真氣を実感しましょう。
さて、前回のブログでは「氣のキホン」の第1回という事で、「先天の氣」と「後天の氣」についてお話しました。
今回は、私たちが生きて行く上で必要不可欠な「氣、血」について詳しくお話します。
前回のブログから続けて読むと尚、理解しやすいですよ。
氣と血
氣とは宇宙全体に満ちている生命エネルギー、宇宙エネルギー、命の源と考えます。
また、「氣」と「血」は非常に密接な関係にあって、「氣」がなくては「血」は存在しないと考えられています。
「氣」は生きて行くために必要なエネルギーであり、「血」はエネルギーを得るために必要な養分です。
ですから、「氣」の流れが滞ると(氣滞)、血液の流れも滞る(瘀血)と考えます。
したがって、自分の中の氣の流れを整える事と、自分の周り(外側、環境)の氣を整える事が健康のカギになります。
食は体内の氣の精製に密接に関係しています。
食生活や生活習慣が悪い人は病院に行って薬を飲むより、これらの原因を改善することが最重要になります。
さらに詳しくお話しましょう。
食事と呼吸
我々の体の細胞は飲食物と呼吸から主に作られています。
東洋医学では
飲食物(水穀物)は脾臓や胃などで消化され精微物質をつくります。
これを【水穀の精微】と呼びます。
これは氣を作る元になるエネルギーです。
人は飲食物を口から摂取し、それらを胃で消化して「精微物質」として吸収し、「精微物質」を胃から「氣」の生成場所である「肺」へ運びます。
この作用を「運化作用」とか「水穀の運化」と呼びます。
さらに、「精微物質」は運化作用によって肺に運ばれ、ここで呼吸によって肺に取り込まれた大気(清氣)と混ぜ合わされて、我々の生命活動に必要なエネルギーである「氣」が作られます。
肺で作られた「氣」は「心」(しん)へと運ばれ「心」で氣が変化して「血」(けつ)が作られます。
ここまでがとても重要で、少し専門的に感じるかもしれませんが、覚えておくと良いですね。
つまり「食べ物」と「飲み物」と「呼吸により取り入れた大気」が「氣」と「血」を作る、という事です。
さあ、 いかに「食事と呼吸」が大切かお分かりになると思います。
そして、「氣」は肺の力を借りて、「血」は肺の協力を得た「心」の作用によって、身体のすみずみまで送り届けられます。
そこで、2次的呼吸ともいうべき、氣血の細胞単位の呼吸が行われ、「氣血」から必要な栄養を得た細胞はいらなくなった「老廃物」を「氣、血」に吐き出します。
「氣、血」はこれを肺や心に持ち帰り、血を浄化したり、二酸化炭素として吐き出したりするのです。
また、体内で作られた「氣、血」のうち、余った分は体内に蓄えられて、必要に応じて使います。
「氣」は腎に「精」という形で貯蔵され、「血」は肝(肝臓)に蓄えられています。
そして、体内で何かの原因により「氣、血」の生成能力が低下し、「氣、血」が不足した時には、貯蔵してあるものを利用する訳です。
これは本当に素晴らしい機能です。
体内の小宇宙の神秘ですね。
みなさんの身体を作っているのは「毎日の食事と飲み物と呼吸」。
そして何よりも皆さんの精神状態、意識の状態が体に反応として現れます。
食事と呼吸に氣を配り、日々、穏やかな気持ちで全てに感謝することが健康のカギになります。
感謝
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