こんにちは◎「吉原氣療院」院長の吉原です。
さて、今日も先日に引き続き「氣」のお話をしたいと思います。
「氣」と「気」のちがいとは?
先日は「氣」とは目に見えない小さな物質であり、人体を構成し、生命活動を営む上では欠く事の出来ないもの、というお話をしましたが、さらに「氣」についてお話します。
東洋医学での「氣」は、陰陽五行に分化され、それぞれに機能があり、自然界のすべての事象や人の心の状態までも、「氣」の作用として説明されています。
心の状態とは、「気持ち」の「気」ですね。
昔は「氣持ち」と書いたのですが、今ではみな「気」という現代式の略字を使いますね。
ところが、これには問題があります。
本来「氣」とは中に米という字が入ります。
これは「氣」が八方向に広がる様子を表しています。
ところが現代の「気という字は中を〆ると書き、「氣」の流れを閉めてしまう良くない表現なんです。
ですから、私はなるべく「気功整体」とは書かず「氣功整体」としています。
変換も手間ですし、「気功」で検索した場合と「氣功」の場合の違いもあるので、皆さんが一般的に「気功」と検索するのは残念ですね。
皆さんも、普段から「気」ではなく「氣」という文字を使う事で目に見えない「氣」というものを感じるきっかけにして下さいね。
陰陽とは?
さて、さらに詳しく「氣」のお話を続けたいと思います。
先ほどお話した「陰陽」「五行」ってなんでしょう?
きっと 「耳にしたことはある」 「なんとなく分かるが、良くわからない」
という人が多い事と思います。
東洋医学の思想では、宇宙ははじめ混沌の状態から陰陽二つの「氣」が派生し、それらが混ざり合って地上に五つの「氣」が構成されたとされています。
そして、陰と陽は一見すると相対するものであるが、実は「相手があってこそ自らの性質が生きてくるものであり、互いに依存し補い合っているものである」と考えられています。
その証拠に陰陽はどちらかが一方だけ存在することはあり得ません。
双方が一体となっており、「二つで一つ」であって切り離せないものなのです。
東洋医学ではこの「陰陽」のバランスを取ることで、人の身体を健康な状態に保ち、悪い場合は治療するのです。
そして、それをっさえているのが「五行」という考え方です。
次回のブログではこの「五行」についてお話したいと思います。
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