はじめまして。「吉原氣療院」院長の吉原由行です。
今回は初のブログという事で東洋医学で昔から考えられている「氣」に対する思想についてお話しようと思います。
「天人合一」という生き方
意外に思われる方も多いかと思いますが、東洋医学の世界では「氣」というのはあらゆる生命が生きていくのに必要かつ不可欠な物質なんです!
東洋医学(中国医学)の世界では昔から「天(自然界=大宇宙)があり、人(小宇宙)はその一部である。そして、天地自然の法則に則っていれば健康で天寿を全うできる」という「天人合一思想」がありました。
この思想の中では、自然や人を構成する基本となる物質として「氣」の存在が捉えられ、「氣」は「人体を構成し、生命を育む上で欠く事のできない、非常に大きな運動力を持つ極めて小さな物質である」
と定義されていて、この「氣」の力が、人体をはじめ、自然界やあらゆる物質など、様々なものに影響を与えていると考えてます。
「氣」はこの空間に満ちた目に見えない小さな小さな物質。
最初にこのことに氣づいた大昔の人は素晴らしく天人合一していたのでしょうね。
この「天人合一」という思想は全ての人に共通する人生のテーマと呼べるものではないでしょうか。
天と人、宇宙と一体となり本来の「生」を全うするのが私たちに与えられた本来の生き方なのです。
この事を理解していれば、現代人の暮らしや食生活が如何に宇宙と調和がとれていない乱れたものであるのかがよくわかるでしょう。
そして、自然とともに、自然なものを食べて暮らすという当たり前のことが、今の現代人にとってとても大切な健康への近道なのです。
感謝
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